胸骨上部

ロッドエンド、シリンダーと並ぶOPプロップの特徴的な部分で、機能的にも2本のシリンダーをロッドエンドで支える重要なものです(製作中、便宜上「前掛け」と呼んでいたので以下そう表記します)。等身大エンドスケルトンから型を取って原型とし、各部の修正を施しました。

T展にて展示されたターミネーター2のプロップ(エンドスカル)
ターミネーター2のプロップ(エンドスカル)のパーツを3Dプリンタで出力
ターミネーター2のプロップ(エンドスカル)のパーツを3Dプリンタで出力
ターミネーター2のプロップ(エンドスカル)のレプリカ

前面にモールドされているサークルはほかのプロップと同様ですが、その中にある3点の穴及び左上に位置する1点の穴がOPプロップでの特徴です。型取りした等身大エンドのサークルは完全に形状が破綻しており真円を描いていないことが気に入らず、3Dプリンターにてここの部品を起こしました。この際に4点の追加穴のアタリも追加しています。この部品を前掛け原型に納めます。

T展にて展示されたターミネーター2のプロップ(エンドスカル) T展にて展示されたターミネーター2のプロップ(エンドスカル)

その他の特徴として、側面の長方形部品、上端部のロッドエンド接続部分の仕様があります。前者はサイズを推定してプラ板から切り出し・整形しました。後者については、上端部からクロームのリング-ワッシャー2枚-ロッドエンド(ピロボール)という接続方法を採用しています。