おわりに
毎度のことながら「何のために、誰のためにここまでやるのか」という想いを抱きながらの作業の連続でした。ある時は楽しく、ある時は「もう知らん」と匙を投げたくなる心境の繰り返し。しかしながら、完成した作品を眺めているとそんな苦労や葛藤は吹き飛びます。T1エンドアームレプリカなんて、世界で誰も持っていないでしょう。「なんちゃってT1エンドアーム」ではなく、限りなく実物に近い「正真正銘のT1エンドアームレプリカ」の自負があります。誰のためとか何のためとかどうでもよく、今これを眺めている私がハッピーなのだからそれでいいんじゃないでしょうか。
OPプロップレプリカの時は、最後の最後に「見落とし」に気付き、やや落ち込みましたが今回のこの一本は今のところ何ら文句はありません。検証や3Dモデリングを担ってくれた加藤君や『資料』を私に託してくれた某氏のために、また私の知るコアなT1マニアの方々のために私のできることはすべてやったつもりです。
まだまだ言及し切れていない部分や解説漏れしている部分、紹介できていない画像がたくさんありますが、その辺りは加筆したりコラムページでご紹介しようと思います。
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
2013.09.27 18:58
T-STUDIO ハタナカマコト
REMAINS of the first terminator