#012 : オイルラインについて
耳の付け根あたりから下へ伸びるオイルラインの再現には、あらゆる資料写真や各社製品を元に検証しました。結果、およそ8mmほどの「バイク用ステンレス製ブレーキホースが形状的にも材質的にもバッチリだと判明し、3mほど購入しました。なお、「オイルライン」と勝手に呼んでいますが、実際のターミネーターはこのホースにどのような機能を持たせているんでしょう?スカイネットに聞かないとわかりませんね。ま、とにかく便宜上「オイルライン」と呼ばせてください。
そして、このオイルラインと頭蓋骨をつないでいる接続部品(これもなんと呼べばいいのでしょうか)ですが、プロップのものはおそらく既製品だろうと判断し、似たものをあちこち探しまわりました。数年前に仕事でサンフランシスコに滞在した際にも、大型のホームセンターを見て回りましたがそれらしいものは見つからず。そこで、「無いものは自分で作れ」の信念のもと、あらゆる資料を考察して図面を引き、アルミ削り出しにて原型を製作しました。ナット状の部品も、形状とサイズが近いナットを複製して整形したものを使用しています。プロップの画像や資料を元に意図的にエッジを落としています。これも、「この部品ならこれだよ」という皆様からのご報告をお待ちしています。なお、この部品が頭蓋骨に接続される場所についてですが、1作目/2作目と3作目では違いがあります。アニマトロニック・バストではもちろん1作目/2作目の場所に接続しています。頭部の動きに連動して、この部分も動くように細工をしてあります。
研究と考察
関係者へのインタビュー