男が吐くのは恥ずかしいフレーズ

「いつも頑張っている自分へのご褒美」などと言ってちょっと贅沢なランチへ出掛けるOLさんはよくいますが、結局のところ懐は痛むわけで、贅沢をすることを躊躇った己への弁護もしくは体のいい自己正当化なんですよね。ここで改めて言うでまでもないくらい、みんなそんなこと分かっているハズ。“ 自分で自分にご褒美はなかろう ”と。これを含め、女子会がどうとか自分らしさ云々、カーデのコーデがどうだこうだと「女ってのは実にお気楽ですな、男は毎日闘っていてツライのによお」などと思いがちです。しかし「命を宿す」というどう逆立ちしたって男には出来ない偉業をこなすわけですから、やっぱり女性には頭が上がりません。女性のスゴさを考えれば男なんてクソみたいなもんなんです(T2でのサラも同じようなこと言ってたような)。ですからそのくらいの戯言は甘く見てあげないと。

エンドスケルトン 胸郭

なんだかよくわからない持論を垂れたところで上記画像をば。スケール感を掴みにくいでしょうが「等身大」です。あるルートを通じ私の元へやってきました。ある個体のリキャストですが、ロッドエンドは本物と同じ汎用品です。昔の僕が見たら垂涎モノですが、ここ数年でいろんなモノ・いろんな話に触れてきた現在の私はすっかり感覚が麻痺してしまっているようで、最初コイツをみても「おお」ぐらいの感情しかありませんでした。

ところが、「コレ貴方に差し上げます」となればちょいと話は別です。然るべき人の、然るべきルートから、然るべき対価を「払わず」に手に入るとすれば、これはもう所謂タナボタといいましょうか、これこそまさに文字通り「頑張ってきた僕へのご褒美」と感じずにはいられませんでした(口には出しませんが。嗚呼恥ずかしいフレーズだ)。

目下、製作依頼案件の作業と並行して進めている「大型案件」にも少なからず貢献してくれそうなこの物体。有難く頂戴致します。

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