T2:OP Prop Replica
各部のマテリアルから取付位置・角度・雰囲気・質感の全てを限りなく忠実に再現したつもりです。
T4公開に合わせて2009年・東京で開催された「T展-Terminator Exibition」にて、ひときわ威光を放って鎮座していたいわゆる“炎のスカル”を実際に目にされた方も多いかと思います。T2オープニングで炎の中から現れる箇所にて使用されたと言われる歯までクロームのアレです(実際には諸説あり、真相は闇の中です。詳しくはこちらを)。2012年夏、ある「決定的な資料」を入手した段階でいよいよ私はアレのレプリカ製作に掛かりました。
「プロップレプリカ」という言葉がこの10年で定着した感があります。これはとても都合の良い言葉で、「実際のプロップから型取りしたもの」から「プロップを参考に模倣して製作したもの」まで一括りにされて使用されています。いずれも最終的に「どこまで本物に近いか」が重要であり、プロップから型取りしたものであれ、また模倣したものであれその「製作過程や仕上げ」が甘ければプロップの味わいや質感からは遠く離れていきます。今回、私は「究極のプロップレプリカ」を目指してこの題材を取り挙げました。
2012年5月のアニマトロニックバスト発表後から取り掛かり、その後約300日間に及ぶ闘いの結果が画像から伝わるでしょうか。皆様のご意見・ご感想を是非お寄せ下さい。