本来の使用目的完全逸脱の妙
2013.04.11
幼少期より「全てのモノには魂が宿っている」という持論があります。
新しく我が家にやってきたモノには「ヨロシクね」、不要になったモノを処分する際には「ごめんね、今までアリガトウ」という具合です。
“彼ら”の身になって「もっと大切に使ってよ〜」とか「まだこの家に置いてほしいな・・・」と、場面に応じて私が役を演じることもありました(今でもあります。よくあります)。
「おいおい、オレたちはこんな使われ方をするために生まれた(生産された)んじゃないよ!」と本人たちの声が聞こえてきそうなのが今回の案件。
エンドスカル側頭部に流用されたパーツたちを検証したページをアップいたしましたが、彼らからしてみれば「え!?」でしょう。
ラジコン車体の核を担うはずだった子、精密模型の重要な役割を果たすはずだった子等々・・・。
1980年代前半、ハリウッドの工房でエンドスカル側頭部に収まった瞬間、彼らは別の存在価値を持ったのです。
そんな彼らに私は言います。
「キミたちはトクベツなんだ。ほらごらん、ラジコン好き・ミリタリー好き以外のオジサンたちが興味津々で君たちを見ているよ」と。
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