入魂の儀式

T-STUDIO OPプロップレプリカ

ご依頼いただいていた点発光仕様OPレプリカの納品に行ってきました。嫁ぎ先は、以前3回にわたって掲載した記事「類は友を『喚ぶ』のか」シリーズの後編に登場下さった愛知県・Tさん。デリケートな作品を破損無くしかも確実に輸送する最も安心な手段は黒猫でも飛脚でもペリカンでもなく我が「T-STUDIO運輸」なわけですが、度重なる関東行脚や一昨年の宮城納品、炎の川越日帰りなどで鍛えられた身としては「ちょいとそこまで」くらいのお散歩気分で鼻歌交じりに出掛けて参りました。

T-STUDIO 納品

昨年6月の記事にてご紹介の通りTさんは第一線でご活躍中の歯科技工士さんで、今回の納品はそのラボへ。どんな設備やテクニックを目に出来るのかとずいぶん前から楽しみにしていた訪問です。点発光OPの設置・電飾のチェックと説明などをひと通り終えた後は、上記画像のようなサンプルや資料を用いての勉強会がはじまりました。型取り・原型製作・別マテリアルへの置き換え・表面処理・色味調整などなど、僕が普段から馴染みのある工程(ワード)が飛び出しますが、そもそも鑑賞用途の僕の作品とは違って、“身体の一部”として機能した上で“美観”も兼ね備えるというとってもシビアな対象。「世のため人のため」とはこうことを指すのだと思います。

T-STUDIO作品

一方、決して「世のため人のため」などとは口が裂けても言えない僕の変態活動の風景。OPプロップレプリカの製作の大前提には、この全14ページにも及ぶ検証・考察・再現記録にみられる苦難(構想から完成まで1年を要した)があり、そしてその末に導き出された「レシピ」が産まれて現在に至ります。暗中模索で進めた第一号作品とは違って、上の画像のようにとても合理的に、そして迷いなく素材の下準備を整えることができます(パートナー榎本先生の多大なる功績のひとつ)。

T-STUDIO作品

言い換えると、この下準備からの組み上げ〜調整〜仕上げ工程で「入魂」を求められます。もちろん、全ての部品・全ての構造それぞれにあのつらい検証の思い出や再現の苦労が詰まっているのでイヤでも「念」は宿っています。でも生命を吹き込む作業はこの後の最終工程に委ねられているのです。

日数を掛けて少しずつ取り組むこともあれば、何かに取り憑かれたかのように一気に仕上げることもあります。以下のタイムラプス動画には、このうち後者についての様子が収められています。なかなか気恥ずかしい側面もございますが、このコラムからしか飛べず検索にもかからない限定公開リンクですので、数少ない身内たる変態T-STUDIOウォッチャー諸氏にだけ恥を忍んでご案内致します(動画が現れない場合はページを再読み込み・更新してください)。

T-STUDIOの信念に共感くださるあなたへ

既存製品のクオリティにがっかりしておられる本物志向のあなた、ぜひお手持ちのキットやプロップレプリカをT-STUDIOにお送り下さい。T-STUDIOが魂を込めて改修・製作します。

comment

  1. 土井大介 より:

    最高にクールな動画をありがとうございます!!

    • T-STUDIO・ハタナカマコト より:

      土井さんいつもありがとう!なかなか本業が忙しく、メール返信もロクにできず申し訳ございません!でも相撲のニュース見る度に土井さんを思い出していましたよ!深夜ぶっ通しの作業動画、喜んで戴けて嬉しいです。

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