2017年 DORO☆OFF総括
2017.10.12
10/8のDORO☆OFF総括でございます。今回は昨年とは違って「大日本工房 eno」名義でのブース出展ゆえ、僕としてはとても気楽に堪能できた一日でありました。
大日本工房の主宰としての視点からいくと、ドロオフ名物の「電飾タイム」にこそ我がブースの真骨頂が現れていたように思います。「作品のどこかが光る」ではなく「作品自体を電飾で照らす」という演出。僕はこの榎本君らによるエイリアン作品たちそのものではなく、それらが作り出す「影」ばかりを眺めていました(初日のtwitterレポなどから、この一枚を狙っていました)。まわりのどのブースを見ても、こんな影は見当たりません。恐怖感とアート性を際立たせる会心の演出でしょう。エイプレ最高君、スズキ君、Hey君、そしてkurotanaさんとぽんこさん、会場内で一番カッコ良いブースでしたヨ。
依頼案件で完成させた入魂のダメージ版スカルと、屈強なSWフリーク諸氏への敬意を込めたC-3POの姿。スカルの右目は機能障害を表現した明滅機構入りですが、写真では伝わりませんね。そのうち動画でご紹介しようと思っています。
参加の主目的のひとつでもある高橋清二さんとの再会。3年前に初めてお目にかかってからというもの、貴重な写真の膨大なポジを貸して下さったり、上の写真でニヤケながら僕が掴んでいる「貴重な原型」を見せて下さったりと、とても良くして頂いております。(高橋さん本当にいつもありがとうございます)。
主目的その2「T-STUDIOファミリーとの対面」です。切削のマツは当然として、昨年同様T-960氏やT1好き変態紳士、先般「点発光OP」を落札下さった関西のU氏、昨年のドロオフの夜にM1号完成品を納品させて頂いて以降いつもコラムのコメント欄にメッセージをくれるD氏、2014年の大雪のワンフェスでお声かけ頂いたご夫婦(当時はカップル)、「いつも見ています」と声を掛けて頂いた初対面の方々…。上の画像のように、T-STUDIOを通じて知り合い、エンドスケルトンやT-STUDIOのことで意気投合している光景などはとても感慨深いのであります(画像は一部加工)。
とにかくいつも言うことですが「T-STUDIOの活動をしていなかったら、生涯に於いてまず知り合うことも言葉も交わすこともなかったであろう人々との触れ合い」に運命の妙を感じます。この他、榎本君が紹介してくれた屈強なエイリアン・プレデター関連のモデラー/コレクターの方々、Kingさんやひろくまくん、新進気鋭の桑原君、初めて会えたハマのエイリアンキングことnaoさんはじめ業界の重鎮の方々との触れ合いもT-STUDIOの活動あってこそ。神様、ありがとう。
[運命]的な面で言えば上の画像。ひと足先に榎本君がドロオフに旅立つ夜。パッキングを済ませた作品群や展示用品置き場の光景がなんとも趣があったので思わず撮影。「ターミネーターのハタナカ・エイリアンのeno」を象徴的に表すこの景色。自分らで言うのも気恥ずかしいですが「これ、ボクとたっちゃんそのものって感じがしてイイねえ」と発したのは事実。「縦の糸はあなた、横の糸は私」的な。
かくして当日のうちに無事工房へと戻った私。左の子は手元にありますが、右の子は依頼者様に会場で直接納品が完了。ですのでこの画像はDORO☆OFF前の10/5頃でしょうか。C-3POがスカルを見て「な!?ななな!?」と言っているようで笑えます。
次回以降のコラムで先述の高橋清二謹製1/4スカルのお話と、今回展示の依頼案件作品についてをご紹介予定です(セルフタイマー設定に気づかず撮れた一枚がなかなかの味を出していたので掲載)。どうかお楽しみに。
で、最後にDORO☆OFFでの写真をもう一枚…。
2014年ワンフェスでお声かけ頂いたカップルはその後ご結婚なさり、二人の間にはこんなにかわいいお嬢さんが。エンドスケルトンのことを「ダダンダンダダン、のやつ」と呼んでいたりしてなかなかの英才教育を受けているご様子。僕の子がちょうどこのくらいだった頃を思い出し、思わず「抱っこしてもイイ?」とお願いしてみました。おまけに写真まで(掲載許諾済)。
○○ちゃん、こんなオジサンのお願いをきいてくれてありがとう。ダダンダンダダンのオジサンのことをずっと憶えていてね。
ハタナカさん、今回はドロオフお疲れ様でした。
直前まではてっきりハタナカさんのスカルは展示されないものと思っていましたのでC-3PO含め実物を見れて良かったです。スカルをコレクションに加えたい気持ちは本物を見るたびに増していますので、まだ先のことになると思いますが、必ず1体お願いしたいと思っています。その際は宜しくお願い致します。
また、私の作品のほうもコラムトップに掲載していただきありがとうございます。
今回は実際に展示してみて、設計や処理の甘い部分が目立つと落ち込んでいたのですが、このように掲載していただけたのであれば「今回はこれで良し」と自信を持って思い出にすることができます。
来年の展示までに完璧なものへとリタッチしますのでまたぜひ見てください。
今後もご活躍楽しみにしております。