350キロメートル・25200秒の旅

アルゴノーツ エンドスケルトン

自他共に会心の出来と認める「アルゴノーツ1/4改・T2版エンドスケルトン」の依頼者・Vさんのご自宅(大阪)へ納品と設置に行って参りました。

トランクルーム内に忍ばせた作品本体と電飾つきケース、そして万が一に備えての補修・レタッチ用の造型材料一式。ただでさえ振動や段差に気を遣う移動ですが、加えて本日は大雨。納品日に雨というパターンがよくある私は雨男なのでしょうか。

アルゴノーツ エンドスケルトン

到着してすぐに、Vさんが事前にスペースを作っ下さっていた場所へ設置・固定し、電飾のチェック。開口一番、「ヤバイ・・・」とV氏。昭和生まれにとってはこの言葉はネガティブな場合に用いるもので一瞬ドキッとしましたが、それがポジティブな意味合いであったとV氏の表情を見て安堵。


長らくお待たせしたことへの「お詫び」から始まって、作品各部の解説、電飾の操作方法やメインテナンスの方法など、気が付けばあっという間に1時間。加えて氏は寝室からおもむろに思いもよらぬ物品を・・・。

アルゴノーツ エンドスケルトン

「今後何かのお役に立てて下さい。アルゴノーツのキットの未組み立て・完品です」と驚きのお言葉。その他にも大阪名物の洋菓子やお酒類、また工房でリユース可能なアクリルケースやメタルラックなど、いろいろと準備して頂いていたお土産類の数々、有難く頂戴しました。

帰りの道中はVさんの満足げな表情と、バッチリ収まった展示スペースでの光景を思い返していました。いつものことながら「やっててよかった」と強く実感するひとときです。Vさん、この度はご用命どうもありがとうございました。手放すのが惜しいほどの仕上がりなそのエンドスケルトン、いつまでも大切に愛でてやってください。そして次の案件で再び訪問する日を楽しみにしています。

 

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