権威ではないよ。ただの変態だよ。
2015.04.17
まとめて色々なお話を。
大型案件+αを毎日コツコツ進めています。それに使用するT1アームの構造再確認のため、パートナーeno氏と連日打ち合せをしています。工房の整理もしてくれているeno氏が、数年間に渡る私の孤独な闘いの痕跡(あちこちから出てくる試作部品やプロップ片など)を発見しては「今までまあ一人でいろんなことやってきたんですね・・・・」と労ってくれます。見る人が見れば単なるごみ屑たちなんですが、彼からすると興奮と苦笑いのネタになるんです。変態です。
徐々にその内容が見えてきたT5(TERMINATOR GENISYS)ですが、どうやら1984年派遣型は到着後即退治されてしまうようです。有料望遠鏡に興じるヤンキーから服を奪う前にもう既に顔面半壊。これでアラモ銃砲店の主人は至近距離で撃たれずにすみますが、T-STUDIOは生まれませんね。
こうしたドタバタ部分のみを切り取って構成したトレーラーから、メリケン文化の軽薄さが万年変わることがないということを再認識。台詞だけ聞いてるとまあまあ興味深い内容なんですけどね。「新説ノベライズの音声読み上げCD豪華キャスト版」と割り切って、劇場では一切スクリーンを見ずに音声だけ楽しんでみようかな、と結構本気で思います。
先頃、ある出版社から唐突な問い合わせが。「T5公開時に、本国のオフィシャル本の訳本を出版するにあたり云々」という内容で、要は「ファンが買いそうな価格帯や発行部数を社内で会議していて、ぜひ意見がほしい」と。どうやらT-STUDIOは「日本国内におけるターミネーターの権威」的に扱われているみたいですね、知らないうちに。
私は「どんな豪華な装丁でも4000円以上したら売れませんね」と素直な意見を返しておきました。「あと、本国版の表紙そのままでは駄目。1作目や2作目のファンに響く表紙にしたほうがよい」とも。なんとも“権威”らしくない普通の意見でスミマセン。ちなみに、T5絡みで同様の権威扱い案件があるのですが決定事項ではないので今はまだ伏せておきます。決まったらまたここで。
先般終了しましたオークション、閲覧ありがとうございました。久しぶりの出品だったせいか、今までにないアクセスとウォッチリストがございました。出品説明にはあまり詳しく書きませんでしたが、いろいろな事情にお気付きの方から正当なご評価を頂戴したことを嬉しく思います。
同時進行で作業している複数依頼案件があるため新作の製作・出品はしばらくありませんが、これまでにこっそり仕上げていたある物件を来月にも出品予定です。普段あんまり言いませんが、これはぜひ身内(T-STUDIOウォッチャー)の誰かに落札して頂きたい入魂作品です。来たるべき今夏のT5特需の頃に[転売]を目論む輩には渡したくないのです。一応T-STUDIOサイトでも専用ページを設けてそいつの詳細をご案内しようと思っております。
明日はeno氏との共同運営活動に関するお知らせをご案内予定です。さあ、とりあえずアルゴノーツ1/4変態仕様を頑張るぞぉ!
comment form