構成部品
2013.08.08
可動T1版フィンガーの構成部品です。「ある未公開資料」により、これら全てのパーツの寸法と形状がほぼ判明しました。この画像内の部品で約230点。さらに留め具やカラー、シャフト類を含めると手首から上だけでかなりの部品点数となります。
実物は、これらパーツを溶接・接着・ビス留めの三種類の方法で固定してあり、ワイヤー操作により生々しい指の動きを実現しています。
指を「曲げる」ことはできても「広げる」ことが不可能なこの構造はT2において一新されました。ダイソン邸でのあの「皮膚剥ぎ取りシーン」をリアリティ溢れるものにするためには致し方なかったのです。もしあの名シーンをキャメロン監督が着想しなかった、もしくは断念していたとしたらアームの意匠変更はなかったでしょうし、そうなれば序盤のサイバーダイン社の保管庫シーンではT1版の意匠そのままのこのアームが使用されていたに違いありません。
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