真面目に考察

スタンウィンストンスクールの金属調塗装

スタンウインストンスタジオ風のバトルダメージ表現を施したこの作品。「本物以上にホンモノ」と嬉しいやら恥ずかしいやらのお褒めの言葉を頂戴した際は、すっかりその気になって「極めたな」などと自画自賛しておりましたが世の中そんなに甘くはない。暇さえあれば「表には出ていない写真資料」の数々をじっくりと眺めているのですが、最近あることに気付きました。“蒸着メッキ+汚しが全てなのか?”という点です。つまり、“塗装による金属表現+汚し”の線も大いにある、いや必ずある、という考えです。昨今の金属調塗料はとても質が上がってきており、コスト面や時間的問題を鑑みれば塗装で表現する方向へシフトしたとしても疑問はありません。こんな動画もありますし・・・。

あるプロップの高解像度写真を見ていて、あちこちに「ひび割れ」があることに気付きました。「蒸着メッキならこのような割れはあり得ない、明らかに塗膜が経年劣化で割れたものだ」と。プロップのもつ神々しいまでの存在感と迫力の再現を、あくまで「芸術表現」として追い求める私としては「脱メッキ」も視野に入れないといけません。

現在、ちょっとした実験を行っています。またここで報告させて頂きます。

T-STUDIOの信念に共感くださるあなたへ

既存製品のクオリティにがっかりしておられる本物志向のあなた、ぜひお手持ちのキットやプロップレプリカをT-STUDIOにお送り下さい。T-STUDIOが魂を込めて改修・製作します。

comment

  1. 櫻井 より:

    このVTRの塗装は凄まじいですね。
    いったい何回塗ったのだろうか。

    それはそうと、
    オークションの評価も凄まじかったです。
    目玉が飛び出るほど驚きましたが、
    それと同時にため息も出ました。

    • Mako HATANAKA より:

      コメントありがとうございます。
      専用の塗装ブースや道具がそろっていれば、私もこんな感じでやってみたいのですが。

      しかし吹き方がいかにもアメリカ人らしくて大胆ですね。

      オークションには今後もちょくちょく作品を出していこうかなと考えております。
      その際はぜひ戦況を見守って頂けたらと思います。

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